2014 S/S Item Information Part.4

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yoshio kubo 2014 S/S Collectionの中から、キーアイテムをデザイナーの久保嘉男がピックアップ。最後となる今回は、今シーズンの裏テーマと言えるマリンテイストが凝縮された2点のアウターを紹介する。


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フロントにVラインの切り返しを入れ、ボタンや生地の使い方にもこだわった春夏シーズンらしいマリンテイストのブルゾンです。ダーツの入れ方や、フードのシルエットも徹底的に追求しています。例えば、ダーツ1本の入れ方次第で、身体のシルエットは見違えるほど変わりますし、フードにしても、かぶっている時、下ろしている時ともに美しく見せるために考え抜いた独自のパターンを使っています。こうしたディテールへのこだわりというのは、非常に大切な要素だと思っています。

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春夏らしい透け感のあるこのコートは、ヨットの帆に使われる素材で作られていて、着るとシャリシャリと音がするんです。鞄などでは使われることもある素材なのですが、これで洋服を作った人はあまりいないと思います。空気をはらむことでより大きな音が出るように、肘の部分には複雑な切り込みを入れています。いかにアンダルシアの空気を感じてもらえるかというのが今シーズン最大のテーマだったのですが、そこで音というのは重要な役割を果たしてくれるんじゃないかと思ったんです。「こんな派手な洋服いつ着るの?」と思う人もいるかもしれませんが、今回のテーマを表現する上でもポップなレッドやブルーを使ったピースは絶対に作りたかったし、自分の中では、洋服の新しい可能性を追求したアイテムでもあるんです。