Perspective12: Textile about New Collection

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「DESERT AND DRILL」をキーワードに掲げたyoshio kubo 15-16A/W Collection。「砂漠のスポーツ」という独自のテーマを象徴する存在としてデザインされた今シーズンのテキスタイルの制作背景について、デザイナーの久保自らが綴る。


先日発表した15-16A/Wコレクションでは、「DESERT AND DRILL」というキーワードのもと、砂漠のスポーツをテーマにした洋服をつくりましたが、最近は表現したいテーマを集約させた言葉をはじめに設定するようにしています。
今回に関しては、コレクションのテーマを考えていく中で、中東の砂漠のイメージが出てきました。そこにスポーツの要素をミックスすると面白いのではないかと考えていくうちに、砂漠でスポーツをしている光景というものが頭の中に浮かんできました。

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yoshio kubo 15-16 A/W Collection

そこから「DESERT AND DRILL」というキーワードを設定し、この言葉を象徴的に表現するテキスタイルをつくっていくところから、具体的な服作りがスタートしました。
今回もいつも通り、テキスタイルを担当してくれている「nowartt」の足立(豊樹)さんとともに進めていったのですが、全体の色のバランスを考えながら、ラクダや星など砂漠を象徴するモチーフをどんどん入れていきました。また、砂漠の風景や色合い、幾何学的なモチーフを用いたオリジナルのカモフラージュ柄もつくりました。

最近は、核になる言葉をテキスタイルに置き換えるという作業を非常に大切しています。テキスタイルには、それを見たり、着た人たちを、一気にその世界観に引き入れる力があると考えています。例えば、アロハシャツにしても、プルメリアやハイビスカスなどのモチーフが入ったテキスタイルによって、それを見る人、着る人たちはハワイにいるような気分にさせられます。いかにその世界観に浸すことができるのかということが、テキスタイルをつくる上で重要なことだと考えています。

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yoshio kubo 15-16 A/W Collection

The End